PositionAnalyzerSS

ポジションアナライザの概念

 ポジションアナライザおよびポジションアナライザSSは、中央競
馬全レース(平場)の全馬の位置取りをデータ化し、コース取りの差
により生じる差異を補正して真の能力値を算出しようと試みるソフト
ウェアです。

位置取りの差
 たとえば下の図において最内を通る12番の馬と大外の2番の馬で は 実際に走った距離に数mの差があると思われます。

仮に12番と2番が同タイムで入線した場合、単純に考えて2番のほうが速く走っていたことになります。見た目のタイム差は、実は真の能力差ではないのです。

展開データによる補正
 ポジションアナライザでは独自の展開データを用いることで、各馬のコースロスを推定し、実際のスピードを算出します。全馬を実際のスピードで直線のセパレートコースを走らせた場合、どの馬が速く走れるかを推理してやろうというわけです。
枠順による再補正                     
 各馬がセパレートコースを走った場合の予想着順は算出できたにしても、実際にはセパレートコースを走るわけではありません。   
 そこでそれぞれの馬が、大ざっぱに分けた時に内枠・中枠・外枠でどれくらいのコースロスを生じているかを、再び展開データから求めてしまいます。そして、本当のスピードに、今回見込まれるロスを加味してやるわけです。                     

3ハロンタイム                      
 ここまで述べてきたとおり、見かけ上の走破タイムは実際の速さとは異なります。と同様に、見かけ上の上がり3ハロンタイムはきっかり600mを走ったタイムとは違うという考え方をとっています。コースロスの距離分を補正し、真の上がり3ハロンタイムを推定します。 
 またテン3ハロンのタイムに関しては、通常は走破タイムから上がり3ハロンタイムを引いた数値を利用するのに対し、ポジションアナライザSSではレース全体のラップをもとに展開データを利用して算出します。                          

ナビゲーション